首・肩のコリに悩む農家の70代男性

「朝起きると首・肩の筋肉が強張っている」

「米を抱えると腕が重く肩から腕にかけて痛みが出る」

そんなお悩みで私のところに来ていただいたのは、知り合いのおじいちゃん。

農業を営み毎日田んぼや畑仕事をされているのですが、3年前から首から肩にかけての筋肉の強張りと痛みが気になりだし、整体やマッサージに通われていたそうです。

ですが整体やマッサージをしてもらってもその時だけよくなり、すぐに痛みやこわばりが戻ってしまったそう。

最近では農作業の時に前かがみになって米を担ぐのが出来なくなったきたとのこと。

そして「もう年だから仕方がない」と諦めかけているとのことでした。

そんな中、少しでも良くなればという思いで私の所に来ていただけました。

結果として、肩を動かしたときの強張りがなくなり、農作業をするしぐさでも痛みがなくなりました。

また「首から肩にかけてのコリもとれたので朝も楽に起きれそう。」とありがたいコメントを頂きました。

首から肩にかけてのコリ・痛みで仕事がやりにくいとお悩みの方も多いと思うので、どんな治療をしたのかご説明いたします。

どんなことをしたの?

当院では初めから横になってマッサージするなんてことはまずありません。

どんなことが原因で痛みが出ているのか必ず問診をしていきます。

問診で原因を推測する

問診で気になった事は2つ。

問診のポイント

朝起きた時に首、肩周りがとてもガチガチ。

お米の入った袋を抱える作業をすると、すぐに首、肩がガチガチに硬くなってくる。

実はこの2つ全く違うようですが、同じことが原因になってきています。

それは「首周りの筋肉が疲労してきている」ということです。

どういうこと?

という方のために詳しく説明していきますね。

現象1:朝起きる時に首・肩がガチガチ

慢性的な首・肩こりの方で朝いちばんに首・肩がガチガチで動かしにくいという方は多いです。

この原因は「首・肩の筋肉が疲れたまま寝ている」ということに起因します。

基本的に日本って準備運動はするけど、運動後の整理体操ってあんまりやらないんですよね。

ましてこの年代の方は特に疲れをとるために、夜ストレッチをして寝る人なんてほとんどいません。

ですので多くの方が「筋肉の血行が悪いまま寝てしまう」ということになります。

血行が悪いというのは筋肉に大きな影響を与えてしまいます。それは・・・

筋肉の血行が悪いとどうなる?

1.新鮮な血液が行き届かないので体の回復に時間がかかる

2.痛みを出す発痛物質が溜まる

つまり「怪我をしたら治りにくく、痛めやすい」といった状況になるんです。

その為朝起きたときは血流の流れが悪いので首・肩がガチガチになってしまうんです。

現象2:農作業で首・肩がガチガチ

この現象も朝いちばんに首・肩がガチガチになるのと同じ原理で起こっています。

つまり日頃から疲れた首・肩の筋肉をそのままにしておくことで、作業時にすぐに発痛物質が溜まり痛みが出ている。

そういった状況です。

以上の事から痛みの原因は「筋肉を使ったままケアしていない」という可能性が考えられました。

身体の動きをチェック

問診でおおよその予想を立てた後は、実際に動いてもらって体をチェックしていきます。

この方の場合は2つの動きを主に見ていきました。

1つ目:肩の動きのチェック

農作業時にも首肩が痛くなるので肩の動かし方を見てみると

首や背中は動かさず肩関節だけが動いている傾向がみられました。

基本的に肩の関節を動かしていくと首や背中が反ってきて肩関節の動きをサポートしてくれます。

しかしこの方の場合は肩関節だけが動いている状態です。

この体の使い方だと肩回りの筋肉への負担が大きく、作業を行うとすぐに筋疲労を起こしてしまいます。

2つ目:首の動きのチェック

次に首の動きを見ていきました。

すると首を反る時に首の骨の真ん中あたりしか動いていない

これはどういうことかというと、首の関節は7つあるのですが他の6つの関節の硬さを1か所が過剰に動く事で動きをカバーしているということです。

「1か所が過剰に動く」ということは自然と首回りの筋肉への負担が蓄積されます。

それによりガチガチになりやすい首・肩の筋肉が出来上がるということにつながってしまうんですね。

出てきた問題点

・首や背中は動かさず肩関節だけが動いている
・首の1か所しか動いていない

問題点を解消するには?

先ほどの問題点を解消するために行った施術としては、

1:首・背骨を動かす

首・背骨の柔軟性を出すために、一つ一つの関節を動かして肩や首の動きに連動して動かせるようにする。

これだけでも、こりや痛みは緩和します。

ですが、ここで終わると実は不十分で3~7日くらい経過すると、また首・肩がガチガチになってしまいます。

そこでコリや痛みがぶり返さないように首・肩に負担がかからない正しい運動を脳に再学習する動作の練習を行います。

2:首の動かし方を脳に再学習させる

この方の場合首の1番上の骨と2番目の骨の関節が動き出すと首・肩周りの筋肉が柔らかくなり症状がなくなりました。

首の1番上の骨と2番目の骨の関節を動かす動きを何度も反復して行い、本人が無意識でもこの動きが出来るようにしていきます。

お家でも出来るように写真のようなストレッチをお願いし、繰り返し脳みそに首の動きを教えこんでいきました。

どんな結果になったの?初回の施術の効果は?

今回施術を行った結果、首・肩のコリもなくなり農作業の仕草も痛みなくとれるようになりました。

そして冒頭のように「首から肩にかけてのコリもとれたので朝も楽に起きれそう。」とコメントもいただくことが出来ました。

ハレル野芥店からのコメント

もう年だから仕方がないと諦めかけていた首から肩にかけてのコリ・痛みが良くなり、喜ばれた姿がみられて本当に良かったです。

今回紹介していただいたお孫さんの為にも、元気で農家を続けていって下さい。

まとめ

・朝の首、肩のコリや作業時の痛みは「筋肉の血流不足」が原因のことが多い。

対策は「疲労した筋肉の血流を良くする」「首・背骨の柔軟性を高める」「正しいうごかしかたを覚える」こと。

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