脊柱管狭窄症に電気治療は効果がある?ない?

「腰から足にかけてしびれる!」「長く歩きたくてもしびれて歩けない!」
という症状で病院を受診したらつけられる病名が

脊柱管狭窄症

「脊柱管狭窄症」と診断されると色々なリハビリするように指示が出るのですが、特に多いのが電気治療です。
脊柱管狭窄症でリハビリしていた人のほとんどが心当たりがあるのではないでしょうか?

でも不思議に思いませんか?
神経の通り道が骨の変形・ズレなどで圧迫されてしびれが出ているという診断なのに、どうして電気治療を行うのか。

そして電気治療が効果があるのか。

今回は電気治療が脊柱管狭窄症に対して効果があるのかどうかについてお伝えします。

 

脊柱管狭窄症に対する電気治療は効果はあるのか

私の答えは、効果はない!

そもそも脊柱管狭窄症とは日本整形外科学会によると
加齢、労働、あるいは背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。
脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管を狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
と書いてあります。(https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html引用)

ということは、骨や椎間板が変形して神経が通るトンネルを圧迫してしびれが出ているってことですよね?

それが本当だったとしたら、電気治療やっても狭くなったトンネルは広がることはありません!

 

電気治療とは

電気治療の種類には大きく3種類あり、低周波・中周波・高周波です。

低周波は、周波数が低く膚抵抗が大きくなるので、電気屋さんで売っている家庭低周波治療器のように表面で貼るものは、ボリュームを上げるとピリピリしたりします。

表面に流れる電気が強いので、それを軽減させ、少しでも深部に電気を届けようとする目的で、接骨院などで用いられる低周波治療器には、表面電極より深部に伝えやすい電極(吸引電極)や目的を絞った電極が使われることが多いです。

この低周波で得られる効果は、基本的には、筋肉を動かすことにより得られる筋弛緩、血流改善、疼痛緩和が主な効果となります。

細かい違いは周波数によってあるものの、皮膚・筋肉に対しての筋弛緩、血流改善が主な作用です。

ということは、脊柱管狭窄症の原因となる骨や椎間板が変形して神経が通るトンネルを圧迫していることに対してはなにも関与できないということになりますよね。

だから私は脊柱管狭窄症は電気治療では効果がないのです。

 

なぜ電気治療を処方するのか

それはしびれや痛みなどの症状が軽減することがあるからです。

こんなこと言うと「え?たった今効果がないって言ったばかりでしょ?」と思われる方もいらっしゃると思います。

でもどちらも嘘ではないんですよ!

実際に脊柱管狭窄症と判断され、電気治療を受けて症状が楽になった方がいらっしゃいます。

どういうことか?

症状が出ている原因が脊柱管狭窄症ではない。

結果として電気治療して効果が出た人はそもそもの原因が脊柱管狭窄症ではなく、筋肉などの血流不全が原因として症状がでていたということです。

でも診断は脊柱管狭窄症となっていますから、お医者さんは「電気治療で症状が良くなった」と聞けば
脊柱管狭窄症が電気治療で良くなる
と判断されるわけです。

なので脊柱管狭窄症で電気治療を処方されるわけです。

 

まとめ

以上のことから脊柱管狭窄症に電気治療は効果はないと言えます。

しかし、中には脊柱管狭窄症と診断された方でも電気治療を行ってよくなる方もいらっしゃいます。
その方は筋肉が硬くなっていて神経を圧迫してしびれが出ていたということなので根本原因が脊柱管狭窄症ではなかったということです。

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