脊柱管狭窄症になると寝たきりになりますか?

脊柱管狭窄症になると「これから自分はどうなってしまうんだろう」「このまま痛み痺れがが引かないのではないか」など不安を抱える方が多くいらっしゃると思います。

 

そんな不安の中で1番大きな不安は

「このまま痛みやしびれが続くと寝たきりになってしまうのではないか」という不安ではないでしょか?

 

そんな不安を抱える方に今回は脊柱管狭窄症だと寝たきりになってしまうのかについてお伝えしたいと思います。

 

脊柱管狭窄症と寝たきりになる可能性

まず、脊柱管狭窄症だと寝たきりになる可能性は低いといえます。

 

多くの方が脊柱管狭窄症の主な症状である、長時間歩くと足がしびれて痛みが出て歩くことができない、少し休むとまた歩けるようになる。

といった症状に悩まされていると思います。

 

逆に言うと腰に負担をかけるような動作や日常の生活またそれに耐えられる体を作っていけば寝たきりにならずすみます。

 

寝たきりになる可能性が低い理由

脊柱管狭窄症で長時間歩くと腰から足にかけてしびれや痛みが発生し、歩けなくなるが休憩を挟むとまた歩けるようになるという症状が主な症状です。

 

ではなぜ長時間歩くと腰から足にかけて痺れが発生するのでしょうか?

 

脊柱管狭窄症のしびれの発生は腰から足にかけて走っている神経が背骨の中で圧迫されるのが原因です。

 

その背骨の中を通る神経の通り道のことを脊柱管といいます。

 

その脊柱管が狭くなることにより神経が圧迫されます。

 

体の動きで言うと腰を反らせるような動きをすると腰の脊柱管が狭くなりしびれが出ます。

 

脊柱管狭窄症の方は長時間歩くと足をついたときの衝撃が腰に伝わり腰の筋肉が頑張りすぎ背中をそらすように姿勢をとってしまいます。

 

そうすると脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されるため腰と足にかけて痺れが出ることになるのです。

 

なので逆に言うと腰が反らなければ腰から足へのしびれを出ないと言うことになります。

 

なので座っていたり短い距離の移動であったり、また押し車のようなものをして腰を少し曲げた状態で歩くことで症状は出にくくなり移動することが可能になります。

だから脊柱管狭窄症で寝たきりになる可能性は低いといえます。

 

何故歩くと腰の脊柱管を狭くするのか

上記したように歩く時に腰が反らなければ痺れは出ることはないので寝たきりの可能性は低いといえます。

 

では何故歩くと腰が反るのでしょうか?

 

もともと背骨には衝撃を吸収すると言う機能があります。

 

背骨は横から見ると頭からお尻にかけてくねくねと湾曲を描きながら小さな骨がいくつも積み重なりできています。

 

「背骨はS字カーブ」という言葉を聞いた事無いでしょうか?

 

背骨はアルファベットのSを描くようにできており、その理由はバネのように衝撃を吸収するためです。

 

人は歩く時、地面が土の場合体重の1.5倍の衝撃が人間の体に加わります。

 

これがアスファルトや土以外の硬い地面であればそれ以上の衝撃が体には加わることになります。

 

その歩くたびにかかる衝撃の8割を吸収するのが背骨です。

 

ただし背骨で8割の衝撃を吸収するためには背骨自体の柔軟性が必要となります。

 

首から胸にかけての背骨は動きが硬くなりやすいので、そこが硬くなってしまうと、8割の衝撃はうまく吸収することができなくなってしまうのです。

 

またそれ以外の理由でうまく衝撃を分散することができなくなったことにより1番動きが出やすい場所で衝撃を負担するしかなくなるのです。

 

その1番動きが出やすい場所というのが、脊柱管狭窄症の方の場合は腰の背骨だったと言うことです。

 

人の体は負担が大きい部分があると他の部分で補おうとします。

 

そのためその衝撃が腰の背骨で補えないと判断すると、他の部分で補おうとするので脊柱管狭窄症で寝たきりになる可能性は低いと言えると思います。

まとめ

結果として上記した理由により寝たきりの可能性は低いと言えます。

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